私たちは、何の政治的、思想的、資金的バックもない中で、平成18年3月にNPO法人を設立して以来4年、ひたすら、地道に江戸城天守の再建をアピールしてまいりました。会員総数はいま1600名を超えて、2000名に近付きつつありますが、お蔭さまで、最近はマスコミを含めて世の人々から私たちの運動が少しずつ認められつつあることを、肌で実感しています。
そんな中で、お蔭さまで、今年は私たちの“草の根運動”に大きな転機が訪れるであろう、いわば“吉兆”を予感しています。それは昨年秋、日本の城郭復元研究の第一人者である広島大学大学院の三浦正幸教授との赤い糸で結ばれたかのような出逢いがあり、何度か会合を重ねる中で、三浦教授が何のバックも持たない私たちの“草の根運動”に大いに注目され、私たちが目指している寛永度天守の正確な「復元図」策定について、全面的な協力と支援をお約束頂いたからであります。
いま、広島大学の文化財学三浦研究室で精力的に研究が進められていますが、この「復元図」が完成された暁には、今年6月を目途に、私たちNPO「江戸城再建を目指す会」を通して、公式に披露、発表させていただく予定です。この寛永度天守の「復元図」が完成すると、今まで誰も手掛けることがなかった、日本で初めての試みとなるだけに、必ずや各界の注目を集める動きにつながっていくと存じます。
その三浦正幸教授から、寛永度天守の「復元」について、私どもの情報誌「江戸城かわら版」第19号に特別寄稿文が寄せられましたので、ご紹介します。
